大西流星くんに感じる儚さ

 

周りからは、あまり共感してもらえないが

大西流星くんに儚さを感じる瞬間がある。

 

いつどこを切り取ってもアイドルな彼を

アイドルという言葉にこれ以上縛り付けたくないと感じている。

 

同じメンバーでずっと隣を歩いてきた西畑大吾くんは

何度か流星くんに、もっと甘えて欲しい 俺の前では強い流星じゃなくていい

もっと弱みを見せて欲しい もっと頼ってほいしいと言っているのを聞いた。

 

これはわたしの勝手な想像だが、

アイドルが弱みを見せず綺麗な部分しか見せないというのが

彼のポリシーなんじゃないかと思っている。

 

自分の努力や自分のおもっていることを雑誌やブログや

コンサートの挨拶などで言葉にするのが得意な子もいれば、

得意じゃないこもいる。

 

 

圧倒的な特をするのは前者の子で、言葉にするのも勇気のいることで

それが彼らの武器でもあると思う。

 

オタクは弱いものや脆いものに惹かれやすい生き物だから。

 

 

彼からほとんど弱い言葉を聞いたことがないし、

後日悔しっかたと言葉にしてくれることがあっても、

彼の中で整理がついてからじゃないと、こちら側には届かない。

 

 

彼は幼い時から大人に混じって、関西ジャニーズJr.という大きな組織を

小さい身体で背負ってきた。

 

他の子が感じることのなかったプレッシャーや責任感とも

戦ってきたんだろうと思う。

 

中学3年生の頃には、ファンの前で

関西ジュニアのことが大好きだからもっともっと大きくして生きたい。

センターである西畑くんの力に全力でなりたい。

関西ジュニアを引っ張っていけるようにがんばる

と宣言してくれていた。

 

他の子が自分のことを考えて、

伸び伸びと活動していい、むしろしなくちゃいけない時期に

これほどの物を背負っていたと思うと切なくなる。

 

 

2017年の冬の松竹座では、メイン1人だけ離れて

若手メンバーを引き連れて松竹座の0番に立った。

 

わたしが一番好きだった雑誌の言葉を引用すると、

 

「 大きな期待を背負った初座長公演を見事に成功させ、どこを切り取っても

アイドルだった大西がすべてをおえた。千秋楽に西畑に抱き付き見せた涙は

16歳の等身大の姿だった。全方位から愛され育った関西の宝はそれに甘んじず、

いかに努力を持ってそこに存在しているのかを知る一瞬の出来事だった。

ここからが新たな勝負であることも理解しているであろう未完の大器」

 

 

彼は、関西Jr.の先輩からもスタッフからもオタクからも

大切に大切に育てられてことを理解し、それを背負っているんだろうと感じる。

 

 

その期待とプレッシャーをひとりで抱え込みすぎて、

潰れてしまうんではないかと感じる心配を忘れさせるほど、

ステージでアイドルを貫く彼にこそ

儚さを感じる瞬間がある。